Breastfeeding for all ~北欧に学ぶ みんなの母乳育児~」

 

 今回の学術集会のテーマは、「Breastfeeding for all ~北欧に学ぶ みんなの母乳育児~」と致しました。いま、日本では男女共同参画をはじめ、女性が輝く社会づくり、通称女性活躍推進法「女性の職業生活における推進に関する法律(2015)」、「女性活躍加速重点方針(2016)」等が打ち出されています。一方で、女性が仕事をしながら子育てを行う、母乳育児を行うことに対する環境や支援は十分とは言えません。この学術集会では、高い女性の就業率と高い母乳育児率を維持し、男女が共に育児をシェアし、老いも若き赤ちゃんも、そして男性も女性も共に生きている北欧社会に学び、日本の今後の進むべき道と具体策へのヒントを皆さまとともに考えだしていける機会としたいと考えております。

 さらに、日本赤十字看護大学の同敷地内にある日本赤十字社医療センターの周産母子・小児センターは、「赤ちゃんにやさしい病院」であるとともに、日本を代表するスーパー総合周産期センターであり、ハイリスク妊娠・分娩・産褥とハイリスク新生児に対する高度な治療を行っている施設でもあります。このようなハイリスクケースに対する、専門家の叡智を集積した母乳育児支援についても、皆様とともに検討する機会となることを期待しております。

 この学術集会の成果が、今後の日本の母乳育児のさらなる推進の契機となり、ひいては今後の未来ある赤ちゃんたち、父母、祖父母、地域社会全体の成熟と発展につながることを願っております。企画委員、実行委員一同、学術集会の開催に向けて心をこめて準備をすすめていく所存でございます。

 

会長 井村 真澄

日本赤十字看護大学